マツダ ベリーサ

昨年10月の下旬に知人が、平成22年式で走行2万キロちょっとの程度のいい、ベリーサの中古車を購入。
 
この車で万座温泉まで行ったけど、この車の静かさや高速での風切り音の少なさなど、このクラスの
ハッチバック車の中では・・もしかしたら最上級というか、最も静かで長距離走行した場合、最も疲労が少なくて
済む車じゃないかと思ってしまった。自分の家から往復360キロくらいの距離だったと思うけど・・・。
 
以前、フォード・レーザーに5年半乗っていたせいもあって、エンジン音やホールドモード付きATに懐かしさを
感じてしまった。
 
ストラットタワーバーが標準でついているし、ハンドルを切ったときの反応なんて、全高が1530㎜もある車とは
思えないくらい「スパッ」と動いて曲がったんじゃないかと思う・・・。
 
知り合いのS13もストラットタワーバーが入っていたけど、それを思い出してしまった。
 
でもべスモで服部さんが、ベリーサの旋回ブレーキのテストをしている動画を見たけど、この時は悪い部分が出てしまったようで。
 
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あと・・ベリーサは年式を考えると、全長は長く全高も高めだし、ホイールベースも結構長かったかなと。
現行ヴイッツ、フイットがベリーサのサイズに近づいたようにも思ったけど・・これは個人的にそう思った
だけなのですが・・。
 
ただタイヤがトーヨーの185 55 15だったせいなのか・・・タイヤからのロードノイズがかなり大きく、せっかくの
静かさが、このタイヤのせいなのか・・ちょっと台無しになってしまってたかも。
 
その後、175 65 14に替えてからはとても静かになり、段差を乗り越えるときの衝撃もかなり和らいで、しなやかな
乗り心地になったと思う・・・。
 
185 55 15の時は段差を乗り越える時の「ガタン、がツン」という衝撃が結構あったので燃費のことも考えると
175 65 14の方がいいんじゃないかと、この時思いましたね。
 
みんカラのレビューを見ると、ベリーサの静粛性やガス封入式モノチューブダンパーの採用、ガラスは4㎜の
厚さの物を採用していたり、ゴムシールも二重構造だったりと・・街中から高速、地方の平均速度の高い道で
長距離を快適に乗れる車なんではないかと思いましたね。
 
エンジンも低振動でスムース、回転の上がり方や下がり方も個人的に好きだし、音も良かった。
シートは少し滑る傾向にあったけど、身長181センチ体重68キロの自分が運転席、助手席、後席に座っても
足元は広く、頭上空間も開放感があったし、シートも大きく適度な硬さで長い距離を走ってもほとんど疲れ
なかった。
 
シートの位置も高めで乗降性が良かったので、年配の方にも優しいクルマなんじゃないかと。
ベリーサに乗って思ったことは・・・1.5リットルクラスのクルマではなくて、その上のミドルクラスの車かと思う
くらいの質感を持っていると車だと思いました。
 
内装はピアノブラック・・だったと思うけど、これがいい感じだったし、ラゲッジのフレキシルボードも厚めで
中折りができるので使いやすく、ハッチバック車によくあるリアのうるさいところも、このボードのおかげもあってか、とても静かで後ろを振りかえなければハッチバック車・・・とは思えないくらいだったかも。
 
燃費はタイヤが185の時は、このクラスの車としては辛い数値だったけど175にしてから、少し良くなったかなと。
それと・・前期型は、ギア比の関係で1速でかなり引っ張る傾向があったというコメントが多かったけど、自分が
乗ったのは後期型だったので、そういう引っ張るという感じはなかったかも。いや2速・・だったか・・間違ってたら
すみません。
 
後期型のベリーサのATのギア比を見たら、初代アクセラの1.5リットルのAT車と同じだったのかな。
 
あと、コンパクトクラスのハッチバック車は・・・コストなどの問題もあるんだろうけど、どうしても振動・騒音・乗り心地など、辛い車が多いかも。特に2000年以降の日本のコンパクトクラスは・・。
 
それでも最近は、かなり改良されてきているし新型のデミオが何らかの起爆剤になればいいなと。
 
筑波サーキットのテストでは、マツダ車ってあまり速さの面で、あまりいい部分が出なかったかもしれないけど
大井さんがべスモに出てた頃は、一般道での走りもなどしっかり伝えてくれていたので、いろいろ参考になったかな・・と。
 
FDを箱根で大井さんが試乗した時は、サーキットより、一般道で一般のドライバーが楽しく乗れるように
出来ていたと思うし、FDはかなり腕のいる車だけど、デミオやベリーサ、アクセラなどはかなり一般向けで
特殊な車じゃないので、普通の人が普通に乗って楽しめる車になっていたはず・・・・。
 
サーキットと公道では、走らせ方がちょっと違うので、当時はサーキットの限界時の挙動やタイム、旋回スピード
など方ばかりに目がいってた人も多かったんじゃないかと・・。
 
いろんな車を乗ってきたけど・・・素人目から見てもマツダ車ってハンドリング・乗り心地・静粛性の両立と市街地から高速まで、普通のドライバーが、とても心地良く乗れる車に仕上がっているのかな~と思いました。
 
品質や故障の少なさなどはトヨタ車で、トータルバランスがいいと言われてるけど、走りのトータルバランスを
考えると・・・日本車ではマツダ車が個人的には一番・・かも。
 
次期型ベリーサ・・はないようで、かわりにCX-3が登場する事になるのかな。
そしてベリーサの、エアコンなどのダイヤル式の操作は、時期デミオにも受け継がれているように見えたけど・・・・。